hiro’s diary

丁寧に、シンプルに、暮らしたい。手遅れにならぬよう。

022 ブルーブラックかブルーか

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万年筆のペン先を洗っている。
水に滲み出てくる青が涼しげで、この作業は昔から好き。

高校の入学祝いにと祖父から貰ったお金で、母と選びに行った万年筆。

パイロットのグランセという、王道ではないけれど息の長いシリーズのもの。
もう10年近く、手紙を書いたり日記を書いたりする相棒。
繊細な線が書けて、インクの詰まりはあまり感じない、筆圧の強くない私には丁度いい。
これで達筆なら文句なしだけど、仕方ない、書道のお稽古をサボった昔の自分を反省するしかない。

今日は、亡くなった祖父の家から発掘された、14本入り180円という時代の古いブルーのインクを2年ほどかけてようやく使い切ったので、箱を処分。
新たなインクは週末に買いに行くつもりなので、しばしグランセさんはお休み。

引き続きブルーにしようか、初心に帰りブルーブラックにしようか、はたまた、奇抜な色に挑戦してみようか、夢は膨らむばかり。
新たにいただいた万年筆もあるので、どのインクをどちらにセットするか悩みつつ、
筆箱と筆箱の中身も今一度見直さなくては…と思う今日この頃。
週末までに見直して、さっぱりした気持ちでインクを買いに行こう。